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BIOGRAPHY
サンフランシスコからまたまたホットなロック・サウンドが登場しました。「最近では、どこにいってもサイケデリック、サイケデリック、まるで呪文のようでスッカリ覚えてしまったヨ」という方も多いことでしょう。その話題のサイケデリック・サウンドのなかでも、とびきりヘビーなサウンドで、サンフランシスコのヒッピーたちを虜にしているのが、「サマータイム・ブルース」のヒットをはなったブルー・チアー。そして、彼らと同じように、モノスゴイヘビーなロックで今全米のヒット・パレードを賑わしているのが、ここにお届けするオレンジ・サンシャインなのです。
オレンジ・サンシャインは、2人のオランダ人と、1人のポルトガル人が出あったことで、スタートしました。彼らは、ハイト・アシュベリーの路地裏にある"飛び入り歓迎"で有名な「ペイジ・ストリート・1090」に出演することで、今日の成功への足がかりを築いたのです。
やがて、"ペイジ・ストリート"に限界を感ずるようになった3人はここを抜け出し、1966年1月に「トリップ・フェスティバル」に参加しました。その後、アバロン・ダンス・パーティーの定期出演のチャンスをつかむや、サンフランシスコ地域で活動する1500に近いバンドの中でも、特に注目を集めるグループとして、評判になっていったのです。彼らは全米に悪名高いヘルス・エンジェルス(地獄の天使達)のお気に入りのグループとしても知られています。地獄の天使達は、「(オレンジ・サンシャインの)メンバーのみんなは、ヘルス・エンジェルスのようだ。ただ1つだけ違うのは、バイクを楽器に持ちかえている点だけだよ」と云っているそうです。
オレンジ・サンシャインの音楽の最大の特徴は、大抵の4人なり、5人なりのグループ以上に大きな音を出していることにあります。「パワフルであればあるほどベターだ」とメンバーの1人、ベース・ギタリストのトーマスは語っています。これはつまり彼らの音楽が、ボディ・ミュージックであり、音楽を耳で聞くということよりも、体全体で感じとって欲しいという気持ちの表れなのです。これは地味・ヘンドリックス・エクスピリアンス、クリーム、ブルー・チアーといった他のトリオのグループとも共通しています。
又ロス・アンジェルスのアンダーグラウンド新聞、ロス・アンジェルス・フリー・プレスは、オレンジ・サンシャインを"The Orange Sunshine Will Make You ...... In Your Pants"と評したといいます。点線の部分は、勘のいいキミ達ならスグ分かるでしょう。オレンジ・サンシャインは、欲求不満を解消するのに、もってこいというわけなのです。
数年前サンフランシスコで爆発した新しい音楽革命、グレート・ロック・リヴォリューションは、近年ますますその大きな輪を広げています。ここに本にも、内田裕也くんの"フラワーズ"を始め、若いグループが海外を目指してロック修行を重ねているのです。1969年は、こうした新世代のロックが日本でもより一層理解され、聞かれていく年になることでしょう。
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